将来的に住み替えを考えているけれど、今のお家を売却するなら
いつぐらいに売るのが一番オトクなの?というご質問や、
相続したはいいけれど、いつまでに売却したらいいの?という
お問い合わせを多数いただきましたので、不動産屋目線から見た
お家の売り時をお伝えします!
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-------今の家、売り時かも?不動産屋が教える、今売ったらオトクなお家の特徴3選!-------
【目次】
① 築年数15年から20年までのお家
② 取得してから5年以上経ったお家
③ 住まなくなって3年以内、相続してから3年以内
①築年数15年から20年までのお家
戸建は木造建築が一般的なため、耐用年数が22年と
定められています。
木造建築の一戸建ては相場の下落スピードが
1年間で約5%とされているため、お家の価値は10年で
新築時の約半分(50%)となります。
ただし、10年以降の下落スピードは少し緩やかになり、
築15年で新築価格の3割、
築20年で新築価格の2割ほどになり、
その後は耐用年数の関係から、建物自体の価値がほとんどゼロ
という状態になってしまいます。
そのため、お家の売却は早ければ早いほど
価値を保ったまま売ることができるのですが、
特別な事情がない限り住み続け、気が付いたら築25年、30年に
なっていてお家の価値がまったく無くなってしまった上での売却
という方が多いのも事実です。
将来的に駅近くのマンションに住み替えたい、
郊外に引っ越したい、という考えをお持ちの場合、
家の価値を残したまま税制的にも有利な期間
(長期譲渡所得適用及び3000万円控除適用後の
軽減税率特例適用期間を加味すると築15年から20年まで)
での早期売却を検討・実行することは賢い選択と言えます。
とはいえ、築30年を超えていたとしても、
リフォーム状況等によっては築10年台同等の価値として
販売した実績もございますので、一概に築年数のみで
お家の価値を判断するのは難しいということも事実です。
②取得してから5年以上経ったお家
お家を取得してから5年以上が経過すると、
譲渡所得(お家を売却した際の利益)にかかる税率が
20.315%(長期譲渡所得)となり、5年以下の場合の
39.63%(短期譲渡所得)と比べると税率がかなりオトクになります。
ただ、3,000万円控除という特別控除を使える場合、
譲渡所得から3,000万円をマイナスすることができるので、
譲渡所得が3,000万円以下であれば物件の
所有期間が5年以上でなくても問題ありません。
3,000万円控除が使えない場合や、
譲渡所得が3,000万円を超える場合には、
取得から5年以上経過した状態での売却が最も
オトクになります。
③住まなくなって3年以内、相続してから3年以内
こちらも3,000万円控除を受けられるかどうかの境目になるため、
この期間内に売却をすることをお勧めします。
マイホームを売却する場合、住まなくなってから
3年目の年末までに売却すると譲渡所得の3,000万円までが
非課税になります。
また、相続した場合も、相続から3年以内であれば
3,000万円控除の対象条件を一部満たすことになります。
※相続の場合、3,000万円控除の条件が比較的厳しいので、
それ以外の条件も含めて以下の国税庁のサイトよりご確認下さい。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3306.htm
以上、お家の価値と税金の面から不動産屋目線で見た、
今売ったらお得なお家の特徴3選でした!
上記以外にも、お家のある地域の市場価格の変動や、
人の流れや購入検討のタイミング、
住宅ローン金利の変動などに
よっても売却に有利な時期は異なります。
今ご自身がお持ちの物件が現時点でいくら位で
売却することができ、且ついつくらいまでに
売却をした方がいいのかなど、ご質問等ございましたら
ご相談ください!
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